発熱患者様等への対応について
当院では、受診歴の有無にかかわらず、発熱その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者様の受け入れを行っています。
患者様やご家族、院内のスタッフ、来院者を感染症から守るため、待合スペースを分けるなど感染防止対策等を積極的に行っています。
湘南台近くの発熱外来は「グリシナクリニック湘南台」
当院では、患者さんとスタッフの安全を最優先に考え、院内感染のリスクを最小限に抑えるために以下の対策で外来診療を行っています。
そのため、受診時は「発熱外来」枠で予約をお願いいたします。
診察室の分離
発熱や咳などの感染を疑う症状がある患者さんは一般外来と診察室を分けて診察することで、院内の感染リスクを低減しています。
*当院での発熱外来対象の症状
(以下に1つでも当てはまる場合は、発熱外来で予約をしてください。)
- 発熱
- 咳が出る
- 痰が出る
- 発熱を伴う関節痛
- 1日3回以上の下痢
- 複数回の嘔吐
- 喉の違和感や痛み
- 発熱を伴う鼻水や鼻つまり
- 発熱を伴うだるさや倦怠感
- インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどに感染した者と濃厚接触した方の体調不良
当院の発熱外来で対応する疾患
発熱外来では、以下のような疾患に対応しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
発熱、咳、倦怠感、呼吸困難などの症状を呈します。迅速抗原検査で診断し、症状に応じて治療を行います。
重症化リスクがある場合には、COVID-19治療薬を処方します。
急性上気道炎(かぜ症候群)
のどの痛み、鼻汁、咳などの症状が特徴的です。対症療法(辛い症状を和らげる治療)が中心となります。
肺炎
発熱、咳、痰、呼吸困難などの症状を呈します。胸部X線検査や血液検査で診断し、抗菌薬治療を行います。
当院では、インフルエンザウイルスやコロナウイルス以外にマイコプラズマの診断が当日可能です。
溶連菌感染症
主に発熱や咽頭痛を認めます。扁桃の発赤・腫脹・疼痛以外に白苔を認めます。当院では迅速検査が可能です。治療は抗菌薬治療となります。
溶連菌感染後腎炎を発症する可能性があるため、2週間後に尿検査でフォローアップする場合があります。
急性副鼻腔炎
鼻つまり(鼻閉)、頭痛、嗅覚障害、後鼻漏(喉に鼻水が垂れ込む)などの症状を呈します。
抗菌薬治療で症状は改善されますが、症状が続く場合は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療が必要なため耳鼻科を受診する必要があります。
胃腸炎
基本は対症療法になります。乳製品の摂取で悪化するので症状改善までは控える必要があります。
また、発熱を伴った腹痛は、虫垂炎や胆嚢炎など重篤になる疾患の可能性があるため、血液検査や腹部超音波を施行する場合があります。
尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)
頻尿、排尿時痛、背部痛などの症状を認めます。尿検査や血液検査で診断し、抗菌薬治療を行います。
予約制とオンライン決済
基本的に予約制としております。また、オンライン決済を行うことで、患者さんの院内滞在時間を最小限に抑え、感染を疑う患者さんと他の患者さんの接触を避けています。
そのため、発熱外来受診の方はオンライン決済の登録をお願いいたします。
オンライン診療
軽症の風邪症状の場合は、オンライン診療を利用することができます。
オンライン診療で診察可能な症状
軽度な風邪症状(頭痛、喉の痛み、鼻水、咳、痰、下痢など)
※当院では抗菌薬を要する場合は対面での診察が必要です。(例:膀胱炎など)
※症状を訴えられないため、小児は基本的に対面での診察が必要です。
当日結果が出る検査一覧
- インフルエンザ抗原検査
- コロナウイルス抗原検査
- 溶連菌迅速検査
- マイコプラズマ迅速検査
- CRP
- 血球検査
*その他の検査については外注検査となり、結果が出るまで1週間程度かかります。
その他、待合室や診療室などの共用スペースは定期的に消毒・清掃を行っています。
当院は医療機関ですので、来院時のマスクの着用や手指消毒をお願いしています。来院される患者皆様に快適に過ごしてい頂くためご協力をお願いします。