院内トリアージ実施料について
2025.04.16
院内トリアージ実施料について
作成日 2025/4/16
院内トリアージとは?
院内トリアージとは、来院された患者様の症状を確認し、治療の緊急度を判定する仕組みです。このシステムにより、緊急性の高い患者様を優先的に診察することで、適切な医療を提供することができます。
当院での実施について
当院では、下記の時間帯に受診された患者様に対して院内トリアージを実施しています(2025年5月7日から開始)。
- 平日:18時以降
- 土曜日:12時以降
- 日曜日・祝日:終日
院内トリアージの結果、緊急レベルが高いと判断した場合には、予約されている患者様や、すでにお待ちの患者様より先に診察を開始させていただく場合があります。
ご理解とご協力のお願い
緊急度が低い場合は、予約をされていても予約の時間通りに診察が受けられない場合や、待ち時間が長くなる場合がありますので、
あらかじめご了承ください。
これは、緊急を要する患者様の治療を最優先にするためであり、
結果的により重篤な方に順番を譲る形となりますことをご理解いただきますようお願い申し上げます。
院内トリアージの判定基準
当院では、厚生労働省が定めた「院内トリアージ実施料」を算定しています。判定基準は以下の通りです(JTAS: 日本トリアージスケールに準拠):
緊急度判定レベル | 診察の必要性 | 症状の特徴例 | 再評価の目安 |
---|---|---|---|
レベル1(蘇生) | 直ちに診察・治療が必要 | 心停止・重症外傷・痙攣持続・高度な意識障害など | 治療の継続 |
レベル2(緊急) | 10分以内に診察が必要 | 心原性胸痛・激しい頭痛や腹痛・自傷行為など | 15分ごと |
レベル3(準緊急) | 30分以内に診察が必要 | 症状のない高血圧・望撃後の状態(意識は回復)など | 30分ごと |
レベル4(低緊急) | 1時間以内に診察が必要 | 尿路感染症・嘔吐を必要とする創傷(止血済み)など | 1時間ごと |
レベル5(非緊急) | 2時間以内に診察が必要 | 軽度のアレルギー症状、軽度の外傷など | 2時間ごと |
夜間・休日または深夜における受診の流れ
負担額について
院内トリアージを実施した場合、診療に係る料金に「院内トリアージ実施料」を算定させていただきます。 国で定められている実施料の保険点数は300点となり、自己負担額は3割負担の方であれば900円の自己負担が生じます。 あらかじめご了承ください。 ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
当院では患者様の安全を第一に考え、症状の緊急度に応じた適切な医療を提供できるよう努めております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフにお尋ねください。