2025年4月より健康診断を開始予定です。
開始時期が決まり次第、ご連絡いたします。
健康診断のご案内
健康診断（健診）とは
健康診断（健診）は、病気の早期発見・予防を目的としています。定期的な健診を受けることで、自覚症状が現れる前に健康上の問題を発見し、深刻な病気を予防することができます。また、自身の健康状態を正確に把握し、より健康的な生活習慣を築くためのきっかけとなります。
※当院では、既存の健康診断以外に予防医療やアンチエイジングの強化目的にオプションコースを提供しています。
健診を受けることは必須なのでしょうか。
健診には、何種類かの健診診断があります。それぞれによって、健診を受ける必要があるのか。年に何回受ける必要があるのか異なります。
健診の種類
1. 労働安全衛生法に基づく健診（労働者を雇う事業者に義務付けされます。）
- 雇入時健康診断：従業員を雇い入れる際に必ず実施する必要があります（労働安全衛生規則第43条）。
- 定期健康診断：常時使用する労働者に対して、年に1回実施する必要があります（労働安全衛生規則第44条）。
- 特殊健康診断：有害な業務に従事する労働者に対して、特別な項目について6ヶ月に1回（＝年に2回）実施する必要があります（労働安全衛生規則第45条）。
2. 学校保健安全法に基づく健診
- 児童生徒等の健康診断：年1回実施
- 就学時の健康診断：小学校入学前に実施
3. 健康保険法に基づく健康診断
- 特定健康診査（特定健診・メタボ健診）：40歳以上の医療保険加入者が対象
医療保険者（健康保険組合、協会けんぽ、国民健康保険など）に実施が義務付けられています（年1回実施）。※これは生活習慣病の予防を主な目的としています。
4. 健康増進法に基づく健診
- がん検診：市区町村が実施する健康増進事業として行われる検診です。
胃がん検診、子宮がん検診、肺がん検診、乳がん検診、大腸がん検診
5. 任意の健康診断
- 人間ドック：通常の健康診断よりも多く項目を検査する総合的な健康診断
当院の健康診断コース
（※適格請求書等保存式
（インボイス制度）は未対応）
- 定期健診（Aコース）：40歳以上および35歳
- 雇用時健診（Bコース）
- 定期健診（40歳以下（35歳を除く））（Cコース）
- 簡易健診（Dコース）
- 特定健康診査
| 検査項目 | Aコース (定期健診、40歳以上) |
Bコース (雇用時健診) |
Cコース (40歳未満の 定期健診※１) |
Dコース (簡易健診) |
特定健診 |
|---|---|---|---|---|---|
| 内科診察および問診 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 身長、体重、BMI、腹囲測定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 血圧測定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 視力 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 聴力 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
| 尿検査 （尿蛋白、尿糖、尿潜血） |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 胸部レントゲン | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー |
| 心電図 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー※２ |
| 血液検査 ・血算（赤血球数、白血球数、血色素量、ヘマトクリット値、血小板数） ・生化学（AST、ALT、γGTP、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、血糖） |
〇 | 〇 | ー | ー | ー※３ |
| 費用（税込み） | 9,500円 | 9,500円 | 6,000円 | 3,700円 | 窓口支払金額は、組合保険ごとに異なります |
| 備考 | ※１ 35歳の場合は、Aコースとなります。 |
※２※３ 医師が必要と認めた場合は、心電図、貧血検査（赤血球、血色素量、ヘマトクリット値）、眼底検査、血清クレアチニン濃度及びGFRを実施 |
結果のお返しについて
基本的な結果報告：検査は、５-7日後以内に手渡しになります。（郵送の場合は、速達で別途550円（税込）かかります。日数は7-10日になります。）
迅速結果報告サービス
CコースおよびDコース（採血がない場合）のみ対応しています。
- 当日午前受診の場合は、当日午後に手渡し可能（午後受診の場合は、翌日午前中に手渡し可能）
※日曜日および金曜日に健康診断を受けた場合は翌日午前に手渡しになります。 - 追加料金：3,300円（税込）（郵送の場合は、速達で別途550円（税込）かかります。基本的には翌日配送。）
当日の食事について
当日の朝食は絶食でお願いします。午後から健診を受ける方は、朝食は軽食にして昼食は絶食でお願いします。飲水は水のみでお願いします。
オプション検査項目
当院では、より多くのオプション項目を用意しています。希望の項目がない場合は、診察時に直接ご相談ください。
| 検査項目 | 費用（税込） |
|---|---|
| 胸部レントゲン | 2,300円 |
| 血液型 ABO式 | 1,980円 |
| 血液型 Rｈ式 | 1,980円 |
| 貧血（Fe、TIBC、フェリチン） | 1,300円 |
| 麻疹抗体 IgG（EIA） | 3,300円 |
| 風疹抗体 IgG（EIA） | 3,300円 |
| ムンプス抗体 IgG（EIA） | 3,300円 |
| 水痘 IgG（EIA） | 3,300円 |
| 甲状腺（TSH、FT3、FT4） | 4400円 |
| 大腸がん（便潜血2回法） | 2,200円 |
| 大腸がん（腫瘍マーカー：CEA,CA19-9) | 6,600円 |
| 肺がん（腫瘍マーカー：CEA、シフラ、NSE） | 6,600円 |
| 前立腺がん（腫瘍マーカー：PSA） | 3,300円 |
| Inbody(体組成計） | 500円 |
ビヨンドメニュー
（通常の健診より一歩上の
メニューを用意しています）
ブライダルチェック
結婚を控えたカップルのために、性感染症の総合的な検査を実施しています。お二人の健康と安心な新生活のために、ぜひご利用ください。
| 検査項目 | 費用（税込み） |
|---|---|
| B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV（血液） | 6,600円 |
| 淋菌、クラミジア（尿/膣ぬぐい液） | 7,000円 |
| 淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、カンジダ（尿/膣ぬぐい液） | 15,000円 |
| コンプリートセット B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV（血液） 淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、カンジダ（尿/膣ぬぐい液） |
21,600円 |
| 風疹抗体 IgG（EIA） | 3,300円 |
| 男性ホルモンチェック（遊離テストステロン） | 5,500円 |
腎ドック
| 検査項目 | 費用（税込み） |
|---|---|
| ベーシックコース Cr、eGFR、尿一般、尿沈渣 | 2,000円 |
| エキスパートコース Cr,eGFR,尿素窒素,シスタチンC,尿中β２ミクログロブリン、 尿一般、尿沈渣、尿中タンパク量（g/Cr），推定塩分摂取量 |
7,000円 |
| ウロモジュリン | 10,000円 |
ベーシックコース、エキスパートコース
腎臓は、沈黙の臓器と言われています。つまり、無症状のまま腎臓の機能は悪化していき、自覚症状が出現したときには末期腎不全になっていることがあります。また、腎臓病は8人に1人が罹患している新たな国民病でもあります。定期的に腎機能を評価することで未然に腎臓病の重症化を防ぐことが大切です。当院では、2つのコースを用意しています。年に1回はエキスパートコース、サプリメント摂取など腎臓負担が考えられるときにベーシックコースを受けることをおすすめします。
ウロモジュリンによる腎機能評価
腎臓の健康状態を調べる新しい検査として、血液中の「ウロモジュリン」という物質を測定する方法があります。
この検査の良いところ
- 腎臓の状態を早めに知ることができます。これまでの検査では分からなかった初期の変化も見つけやすくなる可能性があります。
- 腎臓だけで作られる物質なので、他の臓器の影響を受けにくく、腎臓の状態をより正確に調べることができます。
- 将来の腎臓の調子を予測するのに役立つ可能性があります。これによって、早めの対策を立てることができます。
現在、この検査方法は比較的新しいものなので、まだ研究が進められている段階です。また、一度の検査で腎機能評価ができるというわけではなく、定期的に評価することで現在の腎臓の状態を把握できます。
腎臓に関して気になることがありましたら、遠慮なくスタッフにご相談ください。
肥満遺伝子検査
（費用：12,000円）
遺伝子検査は、体質や生まれ持った特徴を科学的に理解するための検査です。肥満遺伝子検査は、国内外の最新の研究により構築された科学的データをもとにつくられています。
当院での遺伝子検査では、以下の5つの遺伝子を解析します。
- FTO遺伝子 rs1558902
糖質や脂質の代謝に関連があります。この変異を持つ方は、過食傾向があります。 - FTO遺伝子 rs9939609
満腹感の認識に影響を与えます。この変異を持つ方は、高カロリー食品を好む傾向があります - ADRB3遺伝子
インスリン抵抗性に関与しています。糖質代謝の働きが悪く、基礎代謝も低い肥満に関連します。 - UCP1遺伝子
体温調節や熱産生に影響します。脂質代謝の働くが悪く、基礎代謝も低い肥満に関連します。 - ADRB2遺伝子
基礎代謝が高い遺伝因子ですが、タンパク質の代謝が悪く一度太ると痩せにくい遺伝因子です。
これらを複合的に解析して各遺伝子の変異パターンの組み合わせにより、個人の体質や特徴が決まってきます。その結果により食事内容や運動方法を変えることで効率的に減量ができます。
※検査結果は傾向を示すものであり、必ずしも体重や肥満を決定づけるものではありません。
遺伝子検査の結果を基に、医師や管理栄養士と相談しながら、あなたの体質に最適な食事療法や運動療法を立てることをお勧めします。
重要なお知らせ
当院では、現在適格請求書等保存方式（インボイス制度）に未対応となっております。健康診断をご希望される個人の方、企業様におかれましては、この点をご理解いただいた上でご受診くださいますようお願い申し上げます。
ご予約・お問い合わせに
ついて
検査内容や料金に関するお問い合わせを多く頂いておりますが、スムーズな受診のため、事前に当ページの内容をご確認の上、ご予約いただきますようお願い申し上げます。